2018年1月現在、時価総額ランキングはビットコインが1位、イーサリアムが2位です。
両者はライバル関係にあり、生み出された理由に違いがあります。
ここでは仮想通貨のうちトップ2を走るビットコインとイーサリアムの違いを比較してみます。
仮想通貨の投資を考えている方は、儲かる仮想通貨のヒントが見つかるかもしれませんよ。
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目次
ビットコインとイーサリアムの仕組みの違い
ビットコインが誕生したのは2009年1月です。
それに対してイーサリアムは2013年に誕生しています。
販売が開始されたのは2014年7月となるようです。
ビットコインは第一世代、イーサリアムは第二世代の仮想通貨と呼ばれています。
第二世代と呼ばれている仮想通貨には、他にリップルなどがあります。
ほとんどすべての仮想通貨には、ブロックチェーンという技術が用いられているという共通点があります。
この技術により、非中央集権的な仕組みを作ることができます。
仮想通貨についてあまり詳しくない人は、ビットコインがあるのだから他の仮想通貨はいらないだろうと考える人もいます。
しかし、ビットコインは「通貨」としての機能はとても優れていますが、それ以外の機能は持っていません。
ブロックチェーンには送金元、送金先、金額という情報が書き込まれます。
一方、イーサリアムのブロックチェーンにはそれ以外にもさまざまな情報を書き込むことができるようになっています。
例えば、「とある条件が満たされたら自動的にとある行動が実行される」というような、プログラムを組み込むことができます。
これをスマートコントラクトと呼ぶことがあります。
スマートコントラクトの説明をするときに自動販売機の例がよく出されます。
自動販売機では、お金を入れてボタンを押したら飲み物が出てくるという、自動的に実行されるプログラムが組み込まれています。
イーサリアムにもこのような自動プログラムを組み込むことができます。
ビットコインは主にお金として使われることが予定されていますが、イーサリアムのほうは開発のためのプラットフォームです。
イーサリアムのブロックチェーンを利用して、だれでも自由に開発・サービスの提供ができるようになっています。
第二世代の仮想通貨は、第一世代の仮想通貨が持っている「通貨」としての機能を拡張させ、別の機能を追加したものと言えるでしょう。
もちろん、単純に第二世代の仮想通貨が第一世代に比べて優れているというわけでもありません。
機能を拡張させている分、取り扱うデータの量も増えますので、ネットワークが渋滞を起こす、セキュリティ面での不安といった問題を抱えています。
ビットコインのほうもスケーラビリティ問題は抱えていますが、第二世代のほうがよりそれを解決するための難易度が上がっているという意見があります。
ビットコインとイーサリアムの違い!コインの上限量
仮想通貨を比較するとき、発行上限については必ず確認しておかなくてはなりません。
発行上限が少ないということは、その仮想通貨の希少価値が増すということです。
例えば、ライトコインの上限は8,400万枚であり、ビットコイン(2,100万枚)の4倍です。
2018年1月27日現在は1BTC=約120万円、1LTC=約2万円ですが、単純にビットコインのほうが60倍の価値があるというわけではありません。
枚数が多いほうが希少価値が減るので、時価総額が同じでも価格が安くなります。
イーサリアムのほうは現在の価値が12万円程度ですが、時価総額はビットコインの半分くらいです。
仮想通貨の価格を見るときは、必ず発行量も確認をしておかないと、「安い」と思って買った仮想通貨なのに、実はとても高値でつかんでしまっていたということが起こります。
イーサリアムは「Proof of Work」というアルゴリズムを採用しているので、発行上限が決まっているはずですが、現在はまだ決定していないようです。
さらに、「Proof of Work」という仕組みは今後変更される予定です。
変更後の仕組みは「Casper」となっています。
「Casper」は「Proof of Work」よりも効率的な仕組みであると言われています。
仮想通貨を比較するとき、上限だけでなく現在どのくらいの枚数が発行されているのかということも必ず確認しておきましょう。
ビットコインの上限は2,100万枚ですが、現在はそのうち7割程度が発行済みです。
仮想通貨によっては上限のうち、まだ半分以下しか発行されていないものもあります。
例えば、Zcashは上限が2,100万枚ですが、現在はそのうち310万枚くらいしか発行されていないようです。
リップルは上限がおよそ999億枚と非常に多いです。
リップルは価格がとても安いですが、枚数が多いことが1枚あたりの価格が安い理由なので、安易に「安い」と思って手をださないように気をつけてください。
今後枚数が増えていくとなると、コイン1枚あたりの価値は落ちていくことが予想されます。
枚数が増える速度よりも価値が上昇する速度のほうが上回れば価値は上昇するので、将来どうなるのかはわかりません。
今後新しく発行されていくであろうコインの枚数についても、よく考えた上で投資をすることが重要です。
ビットコインとイーサリアムの違い!価格
ビットコインは2017年の12月に最高値220万円台を記録しました。
仮想通貨取引所によって価格は異なっており、取引所によっては250万円近くを記録したところもあるようです。
特に韓国は仮想通貨ブームが起きた影響で、価格が高めになっている傾向です。
2018年1月27日時点での価格は120万円前後となっています。
時価総額ランキング2位のイーサリアムの価格は、現在13万円前後です。
日本の取引所では、1月13日に一時的に19万円台を記録したところもあります。
イーサリアムの価値が1月になって急上昇した理由の1つには、ハードフォークがあげられます。
分裂後の新しい仮想通貨が欲しいために、購入をする人が増えたことが影響していると考えられます。
時価総額ランキング3位のリップルですが、1月の4日に最高値400円近くを記録しましたが、その後は暴落して現在は140円前後の価格となっています。泣
1月に仮想通貨は全体的に暴落しましたが、韓国と中国での規制強化が大きく影響しているという話です。
その他、ドイツとフランスが3月に行われるG20財務相会合で、仮想通貨を規制する案を提出するという発表をしたことも影響しています。
特にリップルは日本と韓国の銀行間での送金実験が予定されていましたので、大きな影響を受けたようです。
さらに、1月26日には日本の大手仮想通貨取引所であるコインチェックで、仮想通貨が盗難にあうという事件が起きました。
盗まれた仮想通貨はネムであると発表されていますが、リップルも被害にあったとしているニュースもあります。
仮想通貨の価格は上昇をし続けるというわけではなく、マイナスのニュースがあると暴落をしてしまうこともあるので注意が必要です。
また、国の法律によって規制をされてしまうと、通貨としての価値がなくなってしまうというリスクもあります。
仮想通貨には国境がなく、インターネットにつながった環境さえあれば世界中で送金することが可能ですが、国の法律によって禁止されてしまったら、送金もできなくなるかもしれません。
世界中の国で共同して仮想通貨を規制するという動きがあると、ほとんど全ての仮想通貨が暴落してしまうというリスクもあります。
将来に期待されている技術であり、価値が大きく上昇する可能性もありますが、投資をするときには十分に気をつけておきましょう。
ビットコインとイーサリアムどっちが稼げる
この質問は多くの方から質問されますが、私がズバリと答えるならば、イーサリアムです。
ビットコインは今から買ってもさほど価格が上がるとは思いません。
アマゾンがビットコイン決済を導入すると1ビットコインの価格が1000万円になると言われていましたが、現在ではその夢もあまり現実味がないと思います。
一方のイーサリアムですが、イーサリアムは着実に開発に利用されているので、これからじわりじわりと価格が上がっていくと思われます。
近い内には50万円程度までは上がると予想しています。
しかし昔のビットコインのように、100倍や1000倍にすぐ上がると言うわけではありません。
2, 3年かけて約3倍から4倍程度に上がると思っておきましょう。
仮想通貨で投資を考えている方は、銀行に寝かせているような使わないお金を使って投資する方法に留めておいてください。
お金を借りてまで投資をするやり方はオススメできません。
大事なお金を使って投資していると一気に破産なんてこともありますので、注意をして始めてください。
これから仮想通貨を始めてみようと思っている方にはイーサリアムがオススメだと思います。
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まとめ
現在は5,000種類以上も仮想通貨が存在していると言われています。
その中でも代表的なビットコインとイーサリアムの違いについては理解をしておきましょう。
投資をするときにはリスクについても理解をし、余裕のある資金で行うことが大切です。
絶対に無理な投資はしないで下さいね。
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林 源太

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